全工程の作業時間はおおよそ90分です。
ヒビの状態や個数により、作業時間が延長になる場合がございます。
準備
フロントガラスをクリーニングをします。
確認作業
ルーペを使ってヒビをよく確認します。
肉眼で見えにくい隠れたヒビがないか、不純物の混入がないかよく見極めます。
雨水が入っていたりする場合は、水抜きに時間がかかるため、作業時間を延長する場合があります。
ドリルド
専用ドリルでガラスに穴開けをします。
これがレジンを注入するための通路になります。
掘りすぎは厳禁ですので、必要最低限にとどめています。
ついでに衝撃でもろくなった部位も取り除いていきます。
歯医者さんが虫歯で傷んだ部分を削る作業に似ています。
機材のセット
気候、ヒビの形状から最適な粘度のレジンを選択し、機材にセットします。
当店では7種類のレジンを常備して使い分けています。
真空引き ➔ レジンの圧入
機材のバキューム力で、ヒビの中の空気を吸い出し、真空状態にします。
完全に空気が抜けたらレジンを圧入していきます。
圧入中にヒビが広がらないように、慎重に圧力を微調整していきます。
レジンの硬化
ヒビの中にレジンが完全に入った事を確認して、UVランプでレジンを硬化させます。
その後、ドリルで掘った穴に仕上げ専用のレジンを注入し、UVランプで再度硬化させます。
仕上げ
完全に硬化したら不要な量のレジンを削ります。
最後にコンパウンドで研磨をして、しっかり透明度を出したら作業完了です。